『Next.jsではじめるSupabase』技術の泉シリーズより商業化
はじめに
バタバタしており、なかなか更新できず申し訳ございませんでした。
今回は技術的な内容ではなく、告知記事となります。
『Next.jsではじめるSupabase』の商業化について
この度、技術書典11で頒布した書籍『Next.jsではじめるSupabase』を底本とした書籍がインプレスR&Dさまの技術の泉シリーズより出版されることとなりました🎉
発売日は2021/11/19(金)となっております。
※2021/11/16(火)現在、既に予約受付中です!
以下のWebサイトから購入可能です。
技術の泉シリーズ版の出版までの経緯
2021年7月に開催された技術書典11において、同僚のぽぬうとともにNiXieePlusというサークルを立ち上げて技術同人誌を頒布いたしました。
その際、書籍をご購入いただいたインプレスR&Dさまよりお声がけいただき、商業化版の出版に向けて準備を進めておりました。
インプレスR&Dさまは「技術の泉シリーズ」という、技術書典で頒布された書籍を底本とした技術書シリーズを展開しております。
私が過去に技術書典で購入させていただいた書籍を底本とした技術書も数多く出版されていました。
技術の泉シリーズでは、NextPublishingという仕組みを採用しており、基本的には電子書籍として販売した上で、注文が入ってから印刷する方式で物理書籍としても販売できます。
これにより、在庫を抱えずに物理書籍も販売できる仕組みとなっているようです。
技術書典11で頒布した書籍も仕事が終わったあとにちまちま執筆し、寝不足の日々を繰り返しながらなんとか完成させました。
しかし、やはり締切の関係で100%出し切ったとは言えない状況であったのも事実です。
「また寝不足の日々が続くのか…」と若干憂鬱になりつつも、せっかくいただいた機会を無駄にはしたくなかったので、技術書典版を加筆・修正し、内容をブラッシュアップいたしました。
技術書典版と何が違うのか?
技術書典版も多くの方々にご購入いただき、様々なご意見・ご感想をいただきました。
そのような方々が気になるのは、今回出版される技術の泉版は技術書典版と何が違うのか?という点かと思います。
今回、加筆・修正した点を以下にまとめました。
- Supabaseのストレージ機能を使ったプロフィール画面の実装に関する説明の追加
- 技術書典版にてご指摘いただいた、不明瞭な点・誤字脱字の修正
- サンプルソースコードのリファクタリング
- インプレスR&Dの編集者による文章校正
- プロのイラストレーターによる美麗な表紙イラスト
もっとも大きい変更点は、ストレージ機能を使ってプロフィール画面を実装する方法について説明している点です。
この説明だけでも約15ページを費やしております。
ストレージ機能はSupabaseが持つ重要な機能の一つで、これを使うことでデータベースでは管理できなかった様々な種類のファイルについても管理できるようになります。
この機能を使いこなせば、画像・音声・動画ファイルなどのアップロード・ダウンロードを組み込んだよりリッチなWebアプリが作成できるようになると思います。
また、今回の技術の泉版の執筆にあたり、サンプルソースコードについても大幅にリファクタリングしました。
技術書典版のときよりもディレクトリ構成やコンポーネントの設計などがわかりやすくなっているものと思われます。
なお、サンプルソースコードについてはこちらから確認できます。
技術書典版同様、各節で行った作業毎にタグを付与しているため、書籍の途中から手を動かして勉強することも可能です。
今後の技術書典版の扱い
アップデートされたバージョンである技術の泉版の出版にあたり、現在も販売している技術書典版の今後の扱いについて気にされる方もいるかもしれません。
結論から述べると、技術書典版についても今後も販売を継続いたします。
前述の通り、内容としては今回出版される技術の泉版の方が充実しているのは間違いありません。
しかし、技術書典版は私たちだけで作成した書籍であるため、低価格(500円)で販売できております。
私たちがSupabaseを題材にした書籍を執筆したのは、Supabaseに興味を持ち、少しでも多くの方にSupabaseを使ってもらいたい、という気持ちがありました。
そのような観点では、低価格で気軽に試せることも大変重要な要素であると感じています。
このような背景から、引き続き技術書典ページでもBOOTHでも販売は継続いたします。
指摘・質問・感想
ご指摘・ご質問・ご感想などは今回もドシドシお寄せいただけると大変嬉しいです。
Twitter(りーべ・ぽぬう)宛にメンションいただいても結構ですし、ハッシュタグ#supabase_irdをつけてツイートいただいてもOKです。
今回出版する技術の泉版についても、Supabaseに興味を持った方々の一助になれば幸いです。